- 電話
- +82-63-281-2114
- 住所
- 全州市 完山区 東西学洞
全州の日常を包み込む都市の川
全州川は、任実郡館村面スルチに源を発し、全州の市街地を流れる代表的な河川である。全長約30kmの流れは南東から北西へと都市を貫き、古くから人々と街、そして村をつなぐ自然の軸となってきた。 川沿いを歩くと、季節が先に語りかけてくる。春には柳や桜が咲き誇り、川は淡い緑のトンネルとなる。夏には陽光が水面にきらめき、清らかな光に満ちる。秋には川辺にススキが揺れ、冬には静寂の中でやわらかな水の音だけが残る。 都市の中にありながら、自然の時間が流れる川。全州はこの水の流れとともに呼吸し、市民の一日もこの川とともに始まり、終わる。
生命がよみがえった生態河川、全州の誇りある風景
かつて都市開発により損なわれた全州川は、1990年代後半からの自然型河川復元事業により再生された。現在では一級水質の清らかな水が流れ、在来魚やタニシが生息し、健全な生態系が保たれている。 特に上流域では、天然記念物であるカワウソやオシドリが観察されるほど環境が回復しており、都市河川としては非常に貴重な自然性を持つ。 川沿いの散策路は、家族やカップル、運動を楽しむ人々が一年を通して訪れる憩いの場となっている。夕暮れ時には川面に夕焼けが広がり、全州の一日を美しく締めくくる。 都市の中で自然がよみがえった奇跡のような場所、全州川は全州が誇る生態の象徴であり、市民の暮らしに最も寄り添う癒しの川である。