- 電話
- 063-222-1000
- 住所
- 全州市完山区東西鶴洞641
全州を守ってきた後百済の遺跡、南高山城
南高山城は全州の南に位置し、高徳山と千景台、万景台、億景台の峰を囲む山城です。後百済の建勲が都城である全州の防御のために築いた場所で、「建勲城」または高徳山の名前を取って「高徳山城」とも呼ばれました。現在残っている城壁は、壬辰倭乱の際に倭軍を防ぐために朝鮮時代に修復されたもので、朝鮮純祖13年(1813年)に再整備されて「南高山城」という名前が付けられました。 南高山城の内部には、静かな南高寺、三国志の英雄である関羽を祀った関聖廟、そして山城の歴史と規模を記録した南高鎮の史跡碑があり、半日コースで巡るのに適しています。特に、万景台の西門に向かう岩の峰は壮大な景観を誇り、南側の岩の崖には高麗末期の鄭夢周が残した憂国詩を見つけることができます。
新羅の南高連国史から朝鮮の南高史になる
現在まで続いている南高山城の歴史は長いです。南高山城の西門跡近くに位置する南高寺は、668年(新羅文武王8年)に高句麗から百済に帰化した僧侶の普徳の弟子である明徳によって創建された寺院で、当時は南高燕国寺と呼ばれていました。朝鮮成宗以降、現在の名前である南高寺と呼ばれるようになりました。 南高寺の周辺には千景台、万景台、億景台という三つの峰があり、素晴らしい自然景観を誇っています。特に、夕暮れ時に響き渡る南高寺の夕鐘は、古くから南高暮鐘と呼ばれ、全州八景の一つに数えられてきました。 寺院内には四天王門、大雄殿、観音殿、三星閣などの主要な建築物があり、1985年には記念物に指定されました。山に囲まれた南高寺の境内は静かで落ち着いた雰囲気を醸し出し、四季を通じて訪れるのに適した名所とされています。また、寺の下方には全州市街が一望でき、美しい展望を楽しむことができます。