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かつて詩人のチェ・スンボムは、「寒碧晴烟」に潜むソンビ(儒生)の趣と切なさに関する詞を書いた。寒碧堂（ハンビョクタン）は、 升岩（スンアム）山の麓にある崖を削って建てられた、屏風の形をした岩の下にあるこじんまりした東屋である。昔は、岩にぶつかる霧のことを「寒碧晴烟」と言い、全州8景の一つとして挙げられた。

寒碧堂は約５坪の床と垂木、軒下にびっしりとあつまった詩人たちが詩を題詠した場所であり、心の通じ合う友と談話を楽しむ場所として使われたと思われる。