VISIT JEONJU

全州韓屋村の東南側に切り立った山の尾根が見える。そびえ立つ十字架が鮮やかな致命者山（チミョンジャサン）聖地は、巡礼者たちが次々と訪れる名所である。致命者（チミョンジャ）とは「命を捧げた者」という意味であり、かつては升岩（スンアム）山とジュンバウィと呼ばれたこの山にそのような名前が付けられたのは、信仰を守るために殉教したカトリック信者に対する尊敬の意味が込められているからである。致命者山には辛酉迫害で殉教したユ・ハンゴムのご家族７人が合葬されている。

標高約300百メートルの山ｍの頂の岩壁には、1994年に建てられた記念大聖堂がある。岩崖には花崗岩で建てられた山上記念大聖堂は、モザイク壁画で設計・建築された、韓国最高のカトリック教会（聖堂）であると評価を受けている。童貞夫婦殉教者の墓の上にある奇跡の岩（イエス・マリアの岩）は、カトリック信者以外の人にも、神秘的な宗教の力を感じさせるくらいである。