全州旧都心での記録ツアー
あなただけの全州
全州の旧都心で特別な日常を過ごしながら「本物の全州」に出会える旅行プログラム「全州生活観光記録ツアー、'あなただけの全州'」を紹介する。全州ならではの文化と歴史を中心に作成された多彩なプログラムとミッションを通じて2泊3日間全州を肌で感じ、地域住民の生活を体験できる。その趣旨だけで旅情をそそられる このプログラムは、7月から12月まで毎週木曜日~土曜日の旅程(予約制)で実施され、今後より多くの人から注目を集めることが期待される。
本物の全州を味わう旅1日目には、全州旧都心ローカルツアー、国楽(韓国伝統音楽)鑑賞とパンソリ体験、
2日目には、完版本文化館体験と全州扇文化館体験、
3日目には、南部市場での買い物と「行商人の胸を打とう」ミッションが実施される。
全州って、韓屋村のほかにも見どころある?全州旧都心ローカルツアー & パンソリ体験
全州まで来て韓屋村と客理団キルだけの旅行プランを立てるのは、素人のやること!全州には、見て感じて楽しむものがたくさん存在する。観光スポットをいちいち調べるのはまっぴらごめんという面倒くさがり屋には、「あなただけの全州」がぴったり!旅行1日目には、旅行で最も重要な宿泊先チェックインをする。普通の宿泊先でなく閑散とした韓屋が提供されるが、状況に応じて「李家韓屋」と「徳寿宮」のどちらかになるという。韓屋でわくわくする気持ちを少し休ませたなら、午後4時からは本格的な旅がスタートする。

「全州旧都心ローカルツアー」は全州で楽しむ過去への旅として、慶基殿や殿洞聖堂、豊南門、全羅監営など全州の隅々をツアーガイドと一緒に見回り、主な文化財と名所の由来や役目について説明を聞く。特にガイドは朝鮮時代のコンセプトで説明を行うが、これは普通のツアーとひと味違うポイント。分かりやすくてユーモアにあふれた説明にすーっと引き込まれる。全州の歴史を簡単に、深く学ぶ有益な時間になるだろう。
- ツアーコース
- 慶基殿 > 殿洞聖堂 > 豊南門 > 全州固地図 > 全羅監営 > 全州華僑小学校 > 多佳旅行者図書館 > 博多屋 > ナドルジギ
- 所要時間
- 1時間30分

慶基殿は、国宝に指定された太祖李成桂(イ・ソンゲ)大王の肖像画「朝鮮太祖御眞」が封印されている場所であり、殿洞聖堂は全州韓屋村の代表的なランドマークの一つとしてソウル明洞聖堂を建てたポワネル神父が設計をして1914年に完成したという。全州にある聖堂の中で最も古い歴史を誇り、ロマネスク様式とビザンティン様式を組み合わせて古風な雰囲気を演出する。
必見スポットの豊南門は、全州府城(全州邑城)を出入り口だった4大門のうち唯一残っている南門である。扁額に刻まれた湖南第一城という文字から勇壮さが一層感じられる。豊南門を挟んで横道を歩いていたら、完山警察署壁面いっぱいに描かれた「全州固地図」が目に入る。18世紀の全羅監営を真ん中に置き大森に囲まれた慶基殿と全州府城の4大門が描かれている。真向かいに位置する全羅監営は、全羅道を総括する地方統治官署として、約500年にわたる李氏朝鮮時代の間ずっと全州に位置して全羅道と済州島を管轄した。全羅監査の執務室だった宣化堂(ソナダン)をはじめとした全羅監営の威風堂々たる姿から、その時代の全州の地位がうかがえる。
次のスポットであるチャイナタウンは、1996年に中国蘇州市と姉妹都市を締結したことにより造られた多佳洞一帯として、多くの中国人が暮していた1960~1970年代の生活ぶりを体験できる。中国の街をイメージさせる様々な造形物と、全州のシンボルともいえる扇子柄の路面のハーモニーにより趣が増す。
自由に夕食の時間を過ごした後、小さな大門を過ぎて素敵な韓屋の中に入る。 「同窓唱」の主人であり歌い手であるソン·ボングム代表は生まれ育った全州で多くの人がパンソリを自由に学んで楽しめるよう風流と文化を盛り込んだ芸術空間を用意しようとここを運営することになったという。
伝統芸術を直接学べる機会は誰にでも珍しいが、名唱と共にするパンソリ体験とは、着席する瞬間から非常に興味深かった。 パンソリに対する基本的な知識を始め大衆に馴染みのある「愛歌」を聞かせてくれるが、その音の中に真心と感情、自負心と誇りを感じることができた。 参加者全員が合いの手を入れて一つになり、楽しく体験を楽しんだ。 記録ツアーを通じて私たちの音を一小節でも聞いて学ぶことができて有益な時間だったことはもちろん、私たちの伝統が続いていることを自ら感じることができ、なんとなく胸がいっぱいになる1時間だった。
伝統が息づく全州完版本文化館 & 全州扇文化館 体験

完版本文化館は、全州一帯で作られた出版文化遺産を保護するとともに、出版文化の中心地であると同時に記録文化の根幹だった全州の歴史と文化を発信している。完版本文化館では、当時の全州の優れた印刷術はもちろん、朱子大全や東医宝鑑といった代表的な書物の一部を展示しており、様々な体験をしたり伝統文化に関連した商品を接することができる。完版本とは、全羅道の古都だった全州(完山)で発刊された古書や木版で印刷した刷り本を指し、全州の記録文化遺産となっている。また、古典小説の流通によりハングルの普及と拡大に貢献した点で、出版文化史的に大きな価値を持ってるといえる。
完版本をたっぷり味わったなら、次は木版印刷探検である。記録文化についての簡単な説明が終われば、訓民正音(ハングル)と虎のどちらかを刷り本に作ることができる。ブラッシュで木版の上に丁寧に塗られる墨の臭いは、大人には思い出を蘇らせ、子供には好奇心を与えるようだ。さあ、木版に韓紙をのせて押したあと、楽しみな気持ちで軽くさすると終り!簡単ではあるが、刷りの過程を間接的に経験でき、一枚一枚めくって読む書物の大切さを改めて感じられる貴重な体験になった
続く韓紙ハガキ体験では、板刻家のオリジナル木版画作品と文句を韓紙に墨で刷った様々なハガキの中から一枚を選び、染料で色を付けて私だけの東洋画ハガキに仕上げる。色の付け方を教わったあとに自由かつ丁寧に色を付ける。ハガキの封筒まで全州の韓紙で自分で作るため、特別さを増す。先生のお話によると、墨と韓紙の組合わせだと、千年も持てるとのことだが、この旅を機に大切な人に伝えられなかった心をハガキに込めて伝えてみよう。
古くから全州は韓紙と竹が有名で、扇子の産地であり、朝鮮時代に扇子を作って管理していた官庁「扇子庁(ソンジャチョン)」が位置していた歴史の現場である。扇博物館には、全州扇子の文化史的な価値と職人の芸術魂が込められている。エアコーンや扇風機がなかった朝鮮時代、ソンビ(儒生)の身分を表す愛用品だった合竹扇(ハプチュクソン)や折扇(チョップチェ)など扇子の輝かしい全盛期を体験できる。扇子が身分を表す道具だったという話に興味がわく。
別途もうけられた体験スペースでは、8月、夏という季節に格好の扇子づくり体験を通じ、自分だけの風を作ることができる。バサッと広げて折るのが魅力の折扇(チョップチェ)には、木の枝が墨で美しく描かれており、その上に韓紙で作られた花びらを一つずつ付けると、素敵な梅の木になる。少し物足りないと思ったら、筆ペンで好きな詩や文句を書いても良い。体験で作った扇子は、旅が終わるまでずっと使えるし、夏の間ずっと愛用し続けたい!
全州南部市場、ナドルジギ行商人の胸を打とう!

午前10時、集合場所の豊南門(プンナンムン)広場には、だれが見ても「行商人で~す」という格好をした行商人が待っている。「行商人の胸を打とう」は、行商人が配ってくれる地域のお店応援商品券1万ウオンで韓国南部最大市場の南部市場で自分なりのストーリーのある品物を購入して、行商人にそのストーリーを聞かせるというミッション。地域のお店応援商品券を用いて各自に意味のある消費を誘導するなんて、すばらしいアイデアだと思う。
聞きよい方言とユーモアにあふれた行商人の上手な進行によってやる気がわいてきた旅行者は、自分なりのストーリーを作ろうと市場に行って買い物に臨む。どんなストーリーにしたら内容も充実しててひと味違う買い物になるか考えながら、南部市場と青年モールの隅々を見回る。普段の私だったら、これいい!、これもいいね!と買いまくってたはずだが、ミッションなためか慎重に悩む自分に気づく。南部市場には美味しいお店がたくさんあり、歩いていたら目を引くお店が多かった。だが、記録ツアーのミッションなだけに全州旅行を記録するための象徴的な品物を買わなきゃと思い、実用的な伝統小物を選んだ。
買い物が終了したら、旅行者全員はナドルジギに集まり、自分が購入した品物をお互い紹介する時間を持つ。斬新だったり意味のあるストーリーで行商人の心を動かすことに成功すれば、商品券を追加でもらえるため、行商人の心をつかもうと激しく競い合う。お酒から海苔、フライパンなど様々な土産と多彩なストーリーで笑いが絶えない。ほかにも、ちょっとしたイベントで色んな景品が提供され、気持ちよく旅を締めくくることができる。

回次案内
区分 | その間 |
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1回目 | 06.30(木曜日) ~ 07.02(土曜日) |
2回目 | 07.07(木曜日) ~ 07.09(土曜日) |
3回目 | 07.14(木曜日) ~ 07.16(土曜日) |
4回目 | 07.21(木曜日) ~ 07.23(土曜日) |
07.25 ~ 08.15 休息期 | |
5回目 | 08.18(木曜日) ~ 08.20(土曜日) |
6回目 | 08.25(木曜日) ~ 08.27(土曜日) |
7回目 | 09.01(木曜日) ~ 09.03(土曜日) |
09.09 ~ 09.12 休息期 | |
8回目 | 09.15(木曜日) ~ 09.18(土曜日) |
区分 | その間 |
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9回目 | 09.22(木曜日) ~ 09.24(土曜日) |
10回目 | 09.29(木曜日) ~ 10.01(土曜日) |
11回目 | 10.06(木曜日) ~ 10.08(土曜日) |
12回目 | 10.13(木曜日) ~ 10.15(土曜日) |
13回目 | 10.20(木曜日) ~ 10.22(土曜日) |
14回目 | 10.27(木曜日) ~ 10.29(土曜日) |
15回目 | 11.03(木曜日) ~ 11.05(土曜日) |
16回目 | 11.10(木曜日) ~ 11.12(土曜日) |
17回目 | 11.17(木曜日) ~ 11.19(土曜日) |
18回目 | 11.24(木曜日) ~ 11.26(土曜日) |
- 問合せ先
- 010-9836-5412 / acb200512@gmail.com
- インスタグラム
- 22-1 Jungangdong 2(i)-ga, Wansan-gu, Jeonju, Jeollabuk-do 地図を見る
レビューを見る
- 全州旧都心ローカルツアー
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全州の色んな文化が学べて良かったです。特に全羅監営と韓屋村ができた理由が分かって良かったです。
Kim○○ -
これまで全然知らなかった全州の歴史を知る、とても有意義な時間でした。
Hwang○○ -
様々な話を短時間で分かりやすい説明で聞けて良かったです
Kim○○ -
普通のガイド付きツアーと比べてもっと入り込めておもしろかったです。
Gong○○
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- 全州未来遺産探検隊
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一番よかったです。自ら足を運んで全州の隅々を見回りながら体験する。グッドアイデア!
Kim○○ -
ミッションの場所を探すために調べる過程で全州について勉強できてよかったし、韓屋村の隅々まで見回ることができました。
Gong○○ -
全州未来遺産体験って複数ありますが、体験した数に応じてリワードがもらえるためやる気が上がりましたし、全州未来遺産についてたくさん興味ができました。
Hong○○
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- あなただけの全州 (ダイアリー記録)
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これまで考えが及ばなかったものを考えて書ける時間になってよかったです。また、絵を描いたり文章を書いてダイアリーを埋めるのもよかったです。
Kim○○ -
絵日記を書くのが楽しかったし、旅行中に撮った写真もプリントできてよかった。
Ma○○ -
当時浮かんだ考えや感情をすぐダイアリーに書き留めることで、この都市のことを長く記憶にとどめられます。
○○○ -
感じたもの、気に入ったもの、自分に残ったものをダイアリーに書き留めながら、記録ツアーの意味を改めて噛み締めることができました。
○○○
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- 行商人の胸を打とう!
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市場のあちこちを見回りながら全州ならではの物を探すというのがよかったです。また、どんなストーリーを作るかに合わせて品物を購入するのも楽しかったです。
Kim○○ -
行商人の進行もおもしろかったですし、地域のお店応援商品券が提供されるのは地域経済の好循環にもつながるので、とても良いアイデアだと思いました。
Hong○○ -
満足度が最高! 市場の隅々を見回れてよかったです。
Park○○
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- 国楽公演鑑賞およびパンソリ体験
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全州に来ていても鑑賞に行こうと思えなかったのですが、このツアーで韓国伝統音楽を少しながら聴いて学べてよかったです。
Yoon○○ -
パンソリったら近寄りがたいとばっかり思っていましたが、楽しく体験できてよかったです。
Oh○○ -
地域の特性に合わせたプログラムで、参加者目線で用意されたものがたくさんあって楽しく体験できました。
Park○○
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- 完版本文化館での木版印刷体験、木版画韓紙ハガキ体験
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体系的な体験、親切なスタッフの方々のお陰で韓紙の産地である全州で楽しく拓本やハガキを作ることができました。
Hong○○ -
体験中は子供時代に戻ったような感じがした。千年以上の保存力があると言われる韓紙のように、今日のツアーも、この場所も千年以上記憶に残るような気がした。
Choi○○ -
印刷についての新しい事実や歴史的な話が印象的でした。
Hwang○○
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- 全州扇博物館体験
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全州が扇子で有名な理由も聞けましたし、マイ扇子が作れてよかったです。
Kim○○ -
伝統継承の現場を訪れ、説明を聞いたり体験することができてよかったです。
Gong○○
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